- 2010-05-31 (月)
- ニュージーランド サーフトリップ (1) ギズボーンへ
ニュージーランドへ行ってきました。サーフトリップの目的地としては、ハワイやインドネシア、オーストラリアなど暖かい地域に目が向きがちですが、ザ・ワールド・ストームライダー・ガイドなどを読んでいると、相当なポテンシャルを感じる国。ロードオブザリングの撮影地としても知られ、四季豊かな自然と、圧倒的な人口密度の低さ(日本の4分の3の広さに、人口わずか400万人)が相まって、しばらく前から気になっていました。
現地滞在は5日間。滞在先の選定は重要です。南半球の秋を考慮して、暖かい北島をまずは選択。サーフハイウェイを有するタラナキ(Taranaki)地方には最後まで惹かれましたが、サーフィンの中心地であるイーストコーストのギズボーン(Gisborne)に3泊、映画エンドレスサマーにも登場する世界的に有名なレフトブレイクのラグラン(Raglan)に2泊という予定に落ち着きました。
ニュージーランド航空の直行便が取れなかったので、カンタス航空でシドニー経由、オークランドへ。カンタス航空のキャビンクルーは、男性が多い。機体後部のトイレエリアにいくと普通に新聞を読んで休んでいたり、全体的にフランクな感じでしたが、サービスや食事は、実は日系の航空会社より充実しているかも? その後、オークランドでニュージーランド航空の国内線に乗り継いでGisborneまで、20時間以上の旅程。小さなローカル空港に到着した頃には、すっかり夜でしたが、Hertzのカウンターで予約したレンタカーを無事にピックアップしてワイヌイ(Wainui)ビーチのB&Bに向かいました。
ニュージーランド 政府観光局公式サイトのサイトは非常に充実していて、ドライブの詳しいルートや観光情報に加え、全国の宿泊施設を、条件やレーティングで詳しく調べることができます。このサイトと、サーフガイドおよびGoogleマップで立地条件を確認し、Absolute Wainui というB&Bを予約しました。ゲストは1組だけ、オーナーの Lynn と Andy が暖かく迎えてくれました。今晩は、まずはゆっくり休みます。
翌朝は快晴。窓から見える裏山の白いプツプツが、実は数百頭の羊だと気づいて、ニュージーランドにいることを実感します。部屋の時計がサマータイムのままで、朝食の時間より1時間早く起きてしまったのはご愛嬌。「1ヶ月ぐらい、インディアンサマーが続いているみたい」とLynnが話すように、今年の秋は特に天気がよいそうです。そして朝食をテラスに用意してくれました。
三泊のうち、二日テラスで食べることができた朝食は素晴らしかった。多分、これまでの旅の朝食でもベスト3に入る。新鮮な本場のキウィやアボガドなどのフルーツに、クリーミーなヨーグルトと、地元のナッツをまぶしたシリアル。トーストにはローカルな蜂蜜と手作りのジャム。
それに加えて、庭先がビーチという絶好のロケーション。
朝食を終えると、Lynn に教えてもらった土曜日のファーマーズマーケットを訪問。小規模ながら、フルーツ、ナッツ、蜂蜜、野菜、苗木、と地元の農作物はみているだけで楽しい。
つづけて町中でショッピング。小さな街だけれど、オーガニック食材の豊富なグロッサリーやアンティークショップなどもあり、楽しく暮らせそうな雰囲気です。パートナーも満足。
そして、最大の買い物であるサーフショップへ。Gisborneは、サーフィン文化が地元にしっかり根付いています。B&Bの主人 Andy も昔サーフィンをやっていて、子供は全員サーフィンをする。アンティークショップのオーナーの3人の息子も、これから3ヶ月間のサーフトリップにでるそうで、台所に飾ってあるバレルをメイクした時の水中写真を見せてくれたり、息子に電話して、波情報を確認してくれました。
教えてもらった New Wave Surf Shop も、地元のシェイパーが削るショートボードを中心に、豊富なストックがあります。町で会う人には「何で(他の有名な観光地じゃなく) Gisborneに来たの?」と必ず聞かれましたが、サーフショップのDudeは「GisborneとRaglanで乗りたい」と伝えると、すかさずニカッと笑顔を返してきます。
何本かの候補のなかから、オーソドックスなショートボードをチョイス。旅先で買ったサーフボードは、波の記憶媒体でもあります。ロス、カウアイ、マウイ、サンフランシスコ、今まで買ったボードもすべて現役。それぞれに乗ると、ボードに刻まれた波の記憶がよみがえるのです。
町で買い物を続けていると、にわかに厚い雲が現れて、突如として路上に激しい雨粒をたたきつける。暫くすると、風が強まって雨雲を流し、雲の合間から太陽が見え隠れします。変化の激しいニュージーランドの気候は、『一日の中に四季がある』とも言われますが、あながち例え話でもなさそう。本屋の二階のカフェで昼食を終えると、Wainui の海岸線を北上して波をチェック。残念ながら波のサイズは、さほどほどないよう。
それにつけても、ニュージーランドの景観はフォトジェニックです。めまぐるしい天気の変化が、光と影のコントラストを際立たせる。なんでもない田舎の風景が、キャンパスに描かれた写実主義の絵画のように、情感を刺激するのです。南国の濃密な色彩とも、ヨーロッパの柔らかな描写とも異なる、圧倒的な自然の力が発露する情景。
波は小さいけれど、夕方にB&Bの前の海岸でサーフィンをすることにしました。サーフトリップの楽しみのひとつは、訪れた場所を海から眺めること。新しいサーフボードのバランスをテストしつつ、誰もいない海を堪能しました。夜は、Andy と Lynn に招待されて、食前酒とアペタイザーをメインダイニングでつまみつつ、ニュージーランドや日本について色々と話しました。その後は、おすすめのSOHOというレストランでシーフード三昧。
そして、明日のマヒア半島へのドライブに備えて早寝しました。
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